経営者向けに「AIエージェント『Claude Cowork』の活用法」というテーマで、AI講義を行いました

経営者向けに「AIエージェント『Claude Cowork』の活用法」というテーマで、AI講義を行いました

2026年9月29日、約400名の経営者が在籍する「新経営戦略塾」さまの月例AI講義に、講師として登壇しました。今回のテーマは、ClaudeのAIエージェント機能「Claude Cowork」です。8月に扱ったChatGPT Workに続く、Claude編です。

説明は短く、画面共有のワーク中心で

Claude Coworkは、専門知識や難しい設定がなくても、いつものClaudeと同じように日本語で頼むだけで使えます。言葉で説明するよりも動いている様子を見るほうが早いため、今回は説明を短くし、受講者の皆さまにもClaudeのデスクトップアプリをその場でインストールしていただきながら進めました。

最初に実演したのは、次の3つです。

・パソコンのデスクトップに、テキスト・Word・Excel・PowerPointのファイルを一式作る(Googleドキュメント・スプレッドシート・スライドでも同様)
・ブラウザを操作して、Facebookの投稿画面に文章を入力する(投稿ボタンを押す手前で止める)
・Gmailと連携し、受信しているメールマガジン30件のテーマと要点をまとめ、発信者の考え方の傾向まで分析する

受講中に、ご自身のGmailと連携させて、同じ操作をその場で試されている方もいらっしゃいました。

本題:営業リスト作りをAIに任せる

本題では、AI顧問の現場で実際にあったご相談をもとに、ペット用品の卸先(小売店)を開拓するための営業リスト作りを実演しました。

ポイントは、AIに丸投げしないことです。「輸入ブランドを扱っている」「試着してから買う文化がある」「仕入れの判断を柔軟にできる小規模な店舗」など、狙いたい店舗の条件10項目は、経営者ご自身が考えたものを指示に入れています。条件づくりは人間が考え、調べてリストにする作業はAIに任せ、最後の確認と追加の指示はまた人間が担う、という分担です。

指示を出したあとは、AIが店舗を調べ、条件ごとに点数をつけて優先度をS〜Dで判定していきます。AIが作業している間、人はパソコンから離れていても構いません。最初の結果を見て「Googleマップのリンクも入れてほしい」「件数をもっと増やしてほしい」と追加で伝えると、AIはやり方を見直して作業を続けました。最終的に約2,200件を調べ、優先度をつけた324店舗のリストができあがりました。

Claude Coworkが作成した営業リストのうち、区ごとに優先度別の店舗数をまとめた集計表

頼んでいない「区ごとの集計表」まで、AIが自分で作っています。ご相談いただいた経営者の方が理想としていた店舗も、Sランクの中にしっかり入っていました。

うまく使うコツは3つ

・手元のファイルやメモを添えて頼む(完成イメージのExcelを渡す、など)
・一度で完成を狙わず、8割の出来で返ってくる前提で追加の指示を出す
・数字や固有名詞などの仕上げは、自分の目で確認する

なお、Claude CoworkはChatGPTの「ChatGPT Work」と同じ位置づけの機能です。どちらか一方を使えれば十分で、ChatGPTをお使いの方は、同じ指示をChatGPT Workに入れれば同じように試せます。

空いた時間の使い道を先に決めておく

パソコンでの作業をAIに任せていくと、時間が空きます。ただ、その時間を急ぎではあっても重要ではない仕事で埋めてしまうと、効率化しているのに疲れていて、利益にもつながらない、という状態になりがちです。講義の最後には、空いた時間を何に使うかを前もって考えておくことも、あわせてお伝えしました。

AI活用の伴走支援について

当社では、経営者を伴走支援する顧問サービスと、企業向けのAI研修・AI講義を提供しています。詳しくは以下のページをご覧ください。

>> 『実利と余白』のAI顧問はこちら
>> AI研修の詳細はこちら