AIで93%時短する人のマインドセット

槙 優真
槙 優真代表取締役 / 現役AI顧問ジェネラルコンサルティンググループ株式会社

【音声で聴く方はこちら(約15分)】

🎧 https://www.general-cg.com/podcast

(テキストで読む方は、このまま読み進めてください)

1. 要点のまとめ

  • AIで93%時短(2週間→1日)を実現するカギは、ツールやプロンプトの知識以前に「マインドセット(考え方の起点)」にある
  • 最も重要な習慣は「自分の仕事すべてを、AIで効率化できないか?」と最初に考えるクセをつけること
  • 質が低くてもまずAIで試し、繰り返すことで「AIの方がクオリティ高い」という転換点が訪れる
  • 人間の脳には「現状維持バイアス」があるため、意識的にAIを試すルールを自分に課すことが大切
  • 浮いた時間を経営戦略・家族・自分自身に使える「余白」が生まれる

※音声(ポッドキャスト)では、より詳しく丁寧にお話ししています。音声での視聴が1番オススメです。

2. AIをうまく使いこなせる人と、そうでない人の差

AIとマーケティングの顧問としていろんな会社さんを見ていると、AIをうまく使いこなせるようになった人と、なかなか使いこなせない人との間に、明確な差があることに気づきます。

その差は、もちろんツールの知識やプロンプトの技術も大事ですが、それ以前にもっと根本的な「考え方の起点」に大きなポイントがあるんです。

3. 2週間の仕事が1日に。93%の時短

私自身の話をすると、以前は2週間くらいかかると見積もっていた仕事が、今は1日で終わるようになったものがいくつもあります。ざっと計算しても93%の時短です。

しかも、たまにこういう事が起きるのではなく、日常的にこういうことが起きるようになっています。

  • スライド資料の作成
  • 文章のドラフト
  • 企画のたたき台
  • データの集計と分析
  • 画像の作成

こういったものが、劇的に速くなりました。

4. 最初からうまくいったわけじゃない

ただ、これは最初からうまくいったわけではありません。

たとえばスライド資料。最初にAIに作らせたとき、正直「うーん、これはちょっと使えないな」というクオリティでした。

でも、それでもやり続けました。毎回毎回、まずAIに作らせる。質が低くても、まず作らせる。あまりにもダメなら、そのときは手動で作ればいいだけなので。

そうやって続けていると、ある日突然「あれ、これもうAIの方がクオリティ高くない?」という瞬間が来るんです。自分の指示の出し方もうまくなっているし、AI自体も進化しているし、両方が噛み合うタイミングがやってきます。

5. あらゆる業務で、同じパターンが起きる

この体験は、スライド資料作成だけの話ではありません。

文章作成でも起きる。企画出しでも起きる。集計や分析でも起きる。画像生成、サイト制作でも、システム開発でも起きる。あらゆる業務で、同じパターンが起きるんです。

6. 「すべての仕事をAIで」と最初に考えるクセ

私が大切だと思っている習慣は、すごくシンプルです。

「自分の仕事すべてを、AIで効率化できないかな?」と、最初に考えるクセをつけること。

「この仕事、AIでできないかな」のように「特定の仕事」ではなく、「すべての仕事」を起点にする。ここがポイントです。

なぜかというと、たいていの場合、自分が思っている以上にAIはいろんなことができるからです。「え、こんなこともAIでできるの?」という発見が、やってみると本当にたくさんある。

でも「この作業はさすがにAIじゃ無理でしょ」と最初から除外してしまうと、その発見が永遠に起きません。

つまり、見落としを防ぐには、発想の起点を「すべての業務を、AIで」にしておくことが大切なんです。

7. 「現状維持バイアス」という脳のクセ

この背景には「現状維持バイアス」という脳の仕組みが関係しています。

現状維持バイアスとは、その名の通り、変化を嫌い、今のままを保とうとする思考のクセです。人間はこの現状維持バイアスがとても強く、今のやり方でなんとかなっているなら、わざわざ変えたくないと感じてしまいます。

だからこそ、「すべての業務を、まずAIでやってみる」というルールを、意識的に自分に課す必要があるのです。最初のうちは意識的にそうしないと、つい忘れがちになります。

最初は面倒くさいかもしれません。でも繰り返していくと、やがて無意識に「あ、これAIでやれないかな?」と考えるようになる。ここまで来ると、もう不可逆的に仕事のスピードが変わります。

8. 浮いた時間が「余白」になる

その積み重ねが、2週間の仕事を1日に変えます。

そして浮いた時間は、もっと大事なことに使えるようになる。

  • 経営の戦略を考える時間
  • 家族との時間
  • 自分自身を整える時間

そういう「余白」が生まれるんです。

9. まとめ

AIで仕事を劇的に速くするために、プロンプトテクニックやツールの情報ももちろん大事です。でもそれ以前に、もっと根本的なところで必要なことがあります。

それは、「自分の仕事すべてを、AIで効率化できないかな?」と、毎回最初に考えるクセをつけること。

たったこれだけです。

質が低くてもまず試す。ダメなら手動に戻せばいい。でも試さなければ、「AIでもできた」という発見は永遠に来ません。

こういう積み重ねが、2週間の仕事を1日に変えて、浮いた時間をもっと大事なことに使える「余白」を生み出します。その余白は、経営戦略を練る時間に充てるのも良いですし、家族との時間や個人的にやりたいことに充てたり、人間としてより大切なことに時間を使えるわけです。

皆さんが実利を得て、心に余白を持って、幸せに生きられることを祈っております。

槙 優真

執筆者

槙 優真

ジェネラルコンサルティンググループ株式会社 代表取締役

現役のAI顧問として、中小企業の経営者に月額3万円〜で直接伴走中。AI活用と売れる仕組みの両輪で、「実利」と「余白」を同時に高める伴走支援を提供しています。