マーケティングに強いAI顧問(AIマーケティングコンサルとも呼ばれます)とは、AIの知識だけでなく、集客や売上づくりの実務経験を持ったうえで、その両方を掛け合わせて企業の売上UPまで支える顧問のことです。業務効率化やコストダウンの相談に応じたうえで、特に売上UP側に強い、という立ち位置を指します。
「社内の作業はラクになったけれど、売上は動かなかった」——こうした声を聞くことがあります。同じAI顧問でも、この差はどこで生まれるのでしょうか。
AI顧問と呼ばれるサービスにはさまざまなタイプがあります。その中で「マーケティングに強いかどうか」は、コストを下げるだけのAI活用で止まるのか、売上UP・利益UPまで届くAI活用になるのかを分ける、見落とされやすい分岐点です。本記事では、マーケティングに強いAI顧問は普通のAI顧問と何が違うのか、そしてどう見極めればよいのかを、マーケティング実務10年・現役のAI顧問の立場から整理します。
1. AI顧問にはどんな種類がある?|広く見る型と、特定領域に強い型
AI顧問やAIコンサル、AIマーケティングコンサルを掲げるサービスは急増していますが、中身は会社ごとにかなり違います。大づかみに整理すると、次の2つのタイプに分かれます。
- 業務全般を広く見る型 ── 特定領域に際立った強みはなく、AI活用全般を浅く広く支援する
- 特定の領域に強い特化型 ── マーケティング・経理・開発・製造など、ある分野の実務に精通し、その領域のAI活用を深く支援する
どちらが良い悪いという話ではありません。社内のAI活用を幅広く相談したいなら前者が合いますし、特定の領域でしっかり成果を出したいなら後者が向きます。
当社(ジェネラルコンサルティンググループ株式会社)は、このうち 「AIマーケティング(売上UP側)が特に得意」な特化型 に当たります。業務効率化やコストダウンの相談にも応じますが、一番の強みはマーケティング領域に置いている、という立ち位置です。
本記事で掘り下げたいのは、「特定の領域に強い=マーケティングに強い」とは具体的に何を指すのか、という点です。ここがあいまいなまま顧問を選ぶと、「AIには詳しいけれど、売上にはつながらなかった」という結果になりやすいからです。
2. なぜ「AIに詳しいだけ」ではマーケのAI活用は成果に結びつかないのか
これが本記事で一番お伝えしたい部分です。
マーケティングが相手にするのは、人の心と購買行動です。AIは膨大なデータを学習していますが、目の前のお客様がなぜ買うのか・なぜ離れるのか、その会社ならではの事情まで踏み込んだ判断には、AIではどうしても手が届かない領域が残ります。
マーケティングの実務経験がある人間がその領域を受け持つことで、一般論ではなく、その会社のビジネスに最適化した形でAIを使えます。逆に 「ここは自動化してはいけない」という見極め もできます。たとえば「この商品は価格で訴求するか、品質で訴求するか」といった判断は、その会社の顧客層が見えていないと決められないため、AIに任せきれません。マーケティングの知識や経験がないままAIで効率化を進めると、本来は人間が握るべきところまで効率化してしまい、集客や成果に結びつかないクオリティになりやすいのです。
世の中には、マーケティングの実務的な裏付けがないままAI効率化を語る情報も増えています。だからこそ、誰が手がけているのかを見極める必要があります。
もう少し具体的に言うと、単純な時短やコストダウンであれば、AIに詳しいだけでもある程度はできるかもしれません。しかし、成果に結びつくコストダウン、そこからの売上UP、さらに顧客獲得コスト(新規のお客様を1件獲得するためにかかる費用)を下げることによる利益UPまで届くかどうかは、まったく別の話になります。同じ「マーケティング業務をAIで効率化する」と謳っていても、出てくる結果は別次元になりやすい、というのが現場での実感です。
3. マーケティングに強いAI顧問だからできること|2つの実例と役割分担
抽象的な話だけでは伝わりにくいので、当社が自社で実践している2つの例で示します。
3-1 実例1:LP・Webサイト改善で、AIの提案を「鵜呑みにしない」
Webサイトはほとんどの会社が持っています。中でもLP(ランディングページ=商品やサービスの紹介と申し込みに特化した1枚のWebページ)の改善は、多くの会社に関わるテーマです。
AIにLPを分析させると、改善案をたくさん出してくれます。ただし当社では、その半分以上を意図的に採用しないこともあります。
たとえば、AIは「先着○社限定」のような限定オファーや、「今やらないと後で困る」式の不安を強調する表現を提案してくることがあります。こうした表現は、一般消費者向け(toC)の商材では効く場面もありますが、法人向け(BtoB)の経営者には胡散臭く映りやすく、当社が大切にしている考え方とも合いません。
この「採用する/一部だけ反映する/採用しない」という取捨選択は、マーケティングの経験があるからこそ、根拠を持って判断できます。AIに詳しいだけだと、AIの提案が自社に合っているのかを判断できず、そのまま反映して逆効果になりかねません。当社の場合も、AIの提案を鵜呑みにせず取捨選択を重ねた結果、煽らないトーンを保ったままLPの改善を続けられています。具体的な手順や判断の中身は、LP改善案をAIに出させる手順の記事で公開しています。
3-2 実例2:SEO記事をAIで作るとき、「一次情報」をどこまで入れるか
もう1つは、SEO(検索エンジンで上位に表示されるための最適化)記事をAIで作る場面です。
SEO記事の品質を大きく左右するのが、一次情報をどれだけ・どう入れ込むか、という点です。マーケティングに詳しい人間は一次情報の重みを知っているので、そこを厚くします。AIに詳しいだけだと、一次情報の重要性が分からず、どこかで見たことのあるありきたりな記事になりやすいのです。
※一次情報とは、自社の経験・お客様の声・実際の数字など、他社が持っていない情報を指します
AIエージェントを使ってSEO記事の構成作成を自動化し、外注費を月20万円規模で圧縮した例もあります(詳しくはSEO記事の構成作成をAIエージェントで自動化した実例)。ここでも、自動化の仕組みそのものより、「どの一次情報を、どの粒度で入れるか」というマーケティング側の判断が品質を決めています。
3-3 AIと人間の役割分担(0〜20/20〜80/80〜100)
この2つの実例に共通するのが、AIと人間の役割分担という考え方です。成果物を「0点から100点まで仕上げていく道のり」に見立てると、次のように整理できます。
| 点数帯 | 担当 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 0〜20点 | 人間 | 方針判断/一次情報の提供/AIへの指示文の設計 |
| 20〜80点 | AI | 実作業の大半(ドラフト・整理・たたき台づくり) |
| 80〜100点 | 人間 | 最終チェック/ニュアンス調整/公開の判断 |
ポイントは、最初の20点と最後の20点を人間が握れるかです。マーケティングに強いAI顧問は、この両端の握り方を、その会社のビジネスに合わせて一緒に設計できます。考え方の全体像は中小企業の売れる仕組みをAIで作るで詳しく解説しています。
4. 売上に効くAI顧問の見極め方|「マーケティング×AI×実務経験×継続」の掛け算
ここまでの内容をふまえて、AI活用で売上UPを狙いたい場合に、顧問・コンサルを選ぶときの見極め方を整理します。
結論はシンプルで、マーケティングに詳しく、実務経験と現場感覚があり、しかもAIにも詳しい。これを継続してやってきた人間かどうか、という掛け算で見るのが分かりやすいです。
- AIだけに詳しいと、マーケティング業務をAIで効率化しても、成果に結びつかないクオリティで終わりやすい
- マーケティングだけに詳しい(AIに不慣れ)だと、そもそも大きな効率化までは進まない
- 両方を、実務経験を伴って、継続してやってきた場合に初めて、成果に結びつく効率化と売上UPまで届きやすくなる
理論を知っているだけでは足りません。実際に手を動かし、結果を見て修正する、という現場の試行錯誤を重ねてきたかどうかが効いてきます。
AI活用で売上UPを狙いたい場合に、候補の顧問・コンサルを見極めるときは、次の観点を確認してみると良いかもしれません。
- マーケティングの実務を何年やってきたか(理論だけでなく、現場で手を動かしてきたか)
- 売上UP側(集客・成約率の改善・顧客単価の向上)の実績があるか、コストダウンの話だけで終わっていないか
- AI全般にも詳しく、マーケティングとAIを掛け合わせた支援ができるか
これらは、Webサイトや代表者のプロフィールから、ある程度つかめる場合もあるでしょう。
そして現実には、AIにもマーケティングにも詳しい人は、AIだけに詳しい人よりも明らかに少数です。うまく掛け算ができる相手と組めれば、単なる時短から、成果に結びつくコストダウン、そして売上UPへと進んでいけるでしょう。これは、利益という実利と、空いた時間や心の余白を、同時にふやしていく動き方でもあります。
5. 当社の立ち位置|AIとマーケティングの両輪で利益UPに貢献する
最後に、当社の立ち位置を紹介します。
当社(ジェネラルコンサルティンググループ株式会社)は、「AI」によるコストダウンと「マーケティング」による売上UPの両輪で、中小企業の利益UPに貢献するAI顧問です。その中でも、本記事で述べてきた「AI×マーケティング」を一番の強みにしています。理由は前述のとおりで、この掛け算ができる人間が少ないからです。
裏付けとなる実務経験を整理すると、次のとおりです。
- 代表のマーケティング実務経験は10年以上(個人としての独立が2016年5月、会社設立が2017年2月)
- 広告運用は、月3万円規模から月1,000万円超まで、幅広い予算帯の実務を経験
- 東証プライム上場企業の支援や、法律事務所の集客を月30万円規模から月1,000万円超まで伸ばした事例など、売上UP側の実績を蓄積
こうしたマーケティングの実務を、そのまま「マーケティング×AI」として中小企業の支援に転用しています。 AIの知識だけが先行している会社や個人とは、助言の解像度が変わってくる点を強みにしています。
料金は月3万円から。詳細はサービス詳細ページをご覧ください。顧問業務は代表が直接担当します。
念のため補足すると、「マーケティングしか対応しない」わけではありません。業務全般のAI活用やコストダウンの相談にも応じられます。あくまで 「AIマーケティングが特に得意」 という位置づけだとお考えください。
自社のAI活用が「効率化で止まっているのか、売上UPまで届きそうか」を確かめたい方は、まず無料の壁打ちで方向性が合うかを試していただけます。
6. FAQ|マーケティングに強いAI顧問についてよくある質問
Q1. マーケティングに強いAI顧問と、業務効率化が中心のAI顧問は、どちらを選べばよいですか?
A. 目的によって変わります。社内の事務作業の時短やコスト削減が主な目的なら、業務効率化が中心のAI顧問でも十分でしょう。一方、集客・CV改善・売上UPまで踏み込みたいなら、マーケティングの実務経験を持つAI顧問が向いています。マーケティングのAI活用は人の心や購買行動が相手になるため、マーケティング経験がないと「効率化はできたが成果に結びつかない」状態に陥りやすいのです。
Q2. マーケティングにもAIにも詳しい顧問は、どう見分ければよいですか?
A. 3つの観点で確認するのがお勧めです。マーケティングの実務年数、売上UP側(集客・CV改善・LTV向上)の実績、そしてAI全般の知識とマーケティングを掛け合わせた支援ができるか。Webサイトや代表者のプロフィールを見て、「AI以前にどんなマーケティング実務を積んできたか」が具体的に見えるかどうかが、分かりやすい判断材料になります。
Q3. マーケティングの知識がない経営者でも、AIで売上を伸ばせますか?
A. 伸ばせます。ただし、最初の方針決め(何を・誰に・どう売るか・一次情報)と、最後の仕上げ(AIの出力を自社向けに整え、公開を判断する部分)を握れるかどうかがカギになります。ここを一人で抱え込むより、マーケティングに強いAI顧問と一緒に設計したほうが、結果的に早く進むことが多いです。まずは無料の壁打ちで、自社の伸びしろがどこにありそうかを話してみるところから始めてみてください。
Q4. マーケティングに強いAI顧問には、どんな業務を頼めますか?
A. 集客改善の方向性を壁打ち、LP・Webサイト改善の壁打ち、SEO・コンテンツづくり、Web広告運用の見直し、3C分析(市場・競合・自社を整理するフレームワーク)・集客用のコンテンツ作成などをAIと組み合わせる作業などがあります。いずれも「AIに任せる部分」と「人間が判断する部分」を切り分けながら進めます。業務効率化やコストダウンの相談に対応できる場合も多いため、依頼したい範囲を最初に共有しておくと、対応可否の見通しが立ちやすくなります。
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執筆者
槙 優真
ジェネラルコンサルティンググループ株式会社 代表取締役
現役のAI顧問として、中小企業の経営者に月額3万円〜で直接伴走中。AI活用と売れる仕組みの両輪で、「実利」と「余白」を同時に高める伴走支援を提供しています。



